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■頭痛と鎮痛薬
頭痛は神経内科を受診される患者さんの訴えの中では最も多いものの一つです。
たまにしか痛まない人で、痛み止めが効く人はそういう対症療法でいいと思います。当院を頭痛で受診される患者さんのうち、ほとんど毎日のように痛むという方は、実は服用中の痛み止めが原因となっています。これは「慢性連日性頭痛」または「慢性習慣性頭痛」という状態で、もともと片頭痛や緊張型頭痛だったのに、痛み止めで治療を続けたために、ついには毎日痛むようになるというものです。このような場合には、痛み止めを止めないと痛みは止まりませんということを納得していただけるのに、結構説明しないといけません。ご自分で市販の痛み止めを買って飲んでいる方は割と納得されますが、他の病院で治療として処方されてまじめに服用している方の場合には、急に治療方針が変わることを納得しにくいようです。ただ痛み止めを止めるだけでなく、本来の頭痛たとえば片頭痛なら片頭痛用の治療をすることで、数日後に受診される時には、たいてい頭痛は止まっているかかなり軽くなっています。40年間頭痛持ちで毎日4〜5回痛み止めをのんでいた人が、痛み止めをやめてきちんと頭痛の治療をしたら、2日後から頭痛がなくなり、もう3年間も頭痛がないという人もいます。頭痛にもいろいろな種類があり、それぞれに治療法が違います。痛み止めはふつう使いません。頭痛をこじらせそうになっている人はきちんと治療を受けましょう。
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